2011年09月07日

「転調をつかいこなす」下書き3

水曜。晴れ。秋になってきました。

ちょっと間が空きましたが、「転調を使いこなす。今すぐ使える実践3パターン」下書き3です。これで最後。

ケース3、主調からの距離を意識して近親調へ転調

これは楽典的な方法です。クラシックの器楽曲には「ジャンル名+調」的な命名がよくされますが、その発想を活用します。
例えば「ハ長調」と命名されてる曲でも、途中で転調しますよね。でも中心的な調はハ長調であり、他の調は属調やら下属調とかのキャラ付け?がされるわけです。
中心的な調、主調を設定することが、他の調に属調や下属調として役割を与えるための鍵です。
ちなみに属調は完全5度上の調でシャープが一つ増えます(フラットが一つ減る)。下属調は完全4度上の調でフラットが一つ増えます(シャープが一つ減る)。

近親調でも使いやすいのは第一次近親調と呼ばれる調です。
主調から見て平行調、属調とその平行調、下属調とその平行調が該当します。
上述したように、属調と下属調は元の調と比べて調号が一つしか変わりません。シャープ・フラットが一つ増減するだけなんです。だから、音階の構成音がほとんど変わりません。
平行調へ転調してもシャープ・フラットは増減しませんから、結局のところ第一次近親調へ転調してもシャープかフラットが一つ増えるだけということになります。

主調から見て第一次近親調は5個ありますが、ラク行くするなら段階が少ない調に転調するのがオススメです。主調→属調→属調の平行調、みたいな感じに。逆に主調→属調の平行調、だとやや遠い転調になります(字で書いても複雑だし)。
別に段階的に転調する必要はないですが、何度も転調する曲だと属調→その平行調、のようなやり方のほうが連続性がありますし、転調数(?)も稼げます。逆に言えば、転調箇所が少なく、一気に転調してみせたい場合は段階を飛ばす方が効果ありそうです。

転調したあとに元の主調に戻るのもこの手のスタイルの醍醐味ですが、第一次近親調なら戻るのも簡単です。
例えば属調→主調に行きたい場合は完全5度下(または完全4度上)へ転調することになりますが、この距離は主調→下属調(完全4度上か完全5度下)と同じです。下属調→主調は主調→属調と同じです。要は行きも帰りもご近所ってことです。

第二次近親調になってくると、同主調が転調先に加わります。主調・属調・下属調の同主調とか、バリエーションが増えます。
Cdur→Asdurなんか「下属調の同主調の平行調」でホンマに近親か?ってくらい複雑が能書きになりますが、サウンド的に近い感じはします。
第二次近親調は複雑な関係に思える調もありますが、それぞれの調の主和音と主調の主和音で、共通音があることが特徴です。主和音の共通音に着目するなら、どれも似たような距離感と解釈するのも有りです。
第二次近親調まで使う場合は、調性のどの要素を強調するかで使い方が変わってくると言えます。段階的に転調して主調との関係を強調することもできるし、主和音の共通音を根拠にすれば調号がいくつも増減する調へ一気に転調することも可能です。
posted by うらマッハ at 17:13| Comment(0) | 音楽
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