2011年11月29日

コード進行 ボイシングかセクションか

火曜。曇り。気温は昼間で18度。太陽が南よりで、曇りの日が多く、洗濯物が乾かない日が多くなってきました。

今日はコード進行について思うことは適当に書いてみます。コード進行というとポピュラー用語ですが、あんまり厳密な話じゃないので緩い解釈でお願いします。

曲を作るとき、作りたいジャンルの理論的な背景を考慮して適用する音楽理論を選ぶと思います。たとえばクラシックっぽい曲にポピュラー理論は使えないものですよね。
また、曲を分析するときも同様に適切と思える理論で分析にかかります。うまく行かないときは理論を変えるとすんなり納得いくこともあります。
実際は曲に合わせて理論にちょっとアレンジを加えることも多いです。例えば、クラシック系の曲でも和声課題の声部書法をそのまま使うと、うまく行かないと思います、禁則だらけで。

で今回の本題は和声を組み立てる時に、声部の動きを重視するか、音の集まりとしての響きを重視するかの、判断の重要性です。
和音が変わるときの声部の動きを重視するのはクラシック和声に多いです。というか、理論自体の前提になってます。平行5度が禁則なのは、声部進行的にアウトだからです。禁則の多くは声部進行絡みです。てことは、声部進行が関係ない場合は禁則は無いわけですね。
和音の響きに関してはポピュラー和声が詳しいです。ボイシング(声部)に関する項目でも、滑らかな進行をする方法より、適切な響きを得るための方法を紹介してることも多いです。沢山テンションを入れる場合、配置が大事ですもんね。団子状のテンションだらけのコードは理論上はアリですが、実用性は低いです。

クラシックは声部、ポピュラーはセクション、と厳密に棲み分けがあるわけではないのが重要です。

例えば、オケ編成の曲はなんとなくクラシック和声を適用できそうですが、声部書法でない部分が多いので、禁則が適用できないことが多々あります。基本はクラシック和声としても、作る時や分析するとき、各自でちょっと理論をアレンジする必要があります。
ピアノのような和音が出せる楽器を使ったソナタとかも、セクション書法の部分が多々あります。場合によっては、和音記号をT、Wより、C、Fにした方が適切だったりします。機能より響きで和音を選ぶこともあるわけです。印象派の曲なんか機能なんかほとんど意味なさそうですし。

ジャンルがポピュラー寄りでも声部書法の発想が強いものも珍しくないです。ベースラインが半音や全音で順次進行するもの、臨時記号を含むコードで構成音が滑らかに進行するタイプは、声部書法の考え方で捉えることができます。
C→A/C#→Dmのような進行は、狙いはルートのC→C#→Dという声部進行です。これだとクラシックそのものですが、変形してCM7→C#dim→Dm7のようなポピュラー仕様にもできるわけです。
ポピュラー音楽で声部書法自体はないですが、コード進行にその発想が隠れてることがあるので、そっちの方にもアンテナ立てておくのが良いと思います。

案外、クラシック和声適応中はセクション書法のことを忘れがちに、同様ポピュラー適応中は声部書法の発想に思い至らないことがあるので、煮詰まった時などに発想を変えてみるとうまくいくかも、ということが今回の言いたいことでした。
posted by うらマッハ at 20:19| Comment(0) | 音楽
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