2012年01月14日

コード進行での他調ドミナント 対サブドミナント

土曜。晴れ。昼間は野外活動にちょうど良い気温かも。

前回の続き http://uramachblog.sblo.jp/article/53001814.html
コード進行での他調ドミナントについて云々してみます。長くなりそうなので、サブドミナントに対する他調ドミナントに絞ります。

借用和音の代表格は他調ドミナントです。別名はクラシックだと副5和音とか、ポピュラーだとセカンダリードミナントだったりです。詳しいことは和声法の本とかで読んでね。込み入ってややこしい部分ですが。
・・・前回の最後に「主要3コードに対する他調ドミナントはそのまんま3つですが」とか書いてますが、トニックに対しては普通にドミナントでした(恥)。代理トニックに対しては他調ドミナントはあります。

サブドミナントに対して他調ドミナントを使う時のケースを紹介します。
キーCとして、例えばF(サブドミ)に対して他調ドミナントはC7です。良くある使い方は、Fから始まるコードパターンに対してスムーズに移行するために前の小節にC7を入れる方法です。
F→G→C→C、とAメロが終わって、F→G→Em→Am、とBメロに移ることは良くありますが、ここでAメロの最後をC7にして次のFに対する他調ドミナントにするわけです。F→G→C→C7 → F→G→Em→Amとつなげます。小節区分をまたぐ時、他調ドミナントで繋げるのは効果的な方法です。

サブドミナントが代理でも手前に他調ドミナントを挟み込むことができます。
例えば8コードパターンで、C→C/E→F→A7/E→Dm→Dm/F→Gsus4→G、だと4つ目のA7は5つ目のDm(サブドミ)に対する他調ドミナントになります。このパターンはC→F→Dm→Gを引き伸ばして8コードパターンにしたものと分析できますが、他調ドミナントはコード間にドミナントを挟み込んで進行を滑らかにしつつコード数を稼ぐのに重宝します。

更に他調ドミナントも、ドミナント同様に代理コード化が可能です。例えば、C→D7→F→Fmという有名だけどやや特殊なパターンがありますが、これをC→Cdim→F→Fmと変形することが可能です。D7をCdimで代理してるわけです。
他調ドミナントの代理を使い始めると、かなり込み入ったコード進行になってきます。ドミナント型の和音は増4度が共通の和音を代理としますが、パッと見「??」なコードが挟み込まれることになります。ディミニッシュは表示上機能が変わりにくいですし、裏コードはなんかアウトサイド感が満々です。
C→Dm→G、のDmの手前にはA7を挟みこむことができますが、これを代理にするとC#dimとかEb7とか、事情を知らないと謎なコードが登場してしまいます。実際は色々テンションが乗っていたり回転形だったりで、見た目がキツイです(笑)

応用例なんですが、F(サブドミ基本形)に対するC7を偽終止にする方法を紹介します。
終止形は普通トニックで終わるものですが、サブドミナント基本形への他調ドミナントはトニックに似てます。Cはトニック、C7はサブドミナントへの他調ドミナントですが、7度が有無以外は同じですよね。なので偽終止のような運用も可能です。ちなみに普通、偽終止はトニックの代理(CだとAmやEm)を使います。
F→Dm→G7→C、と終わると見せかけて、F→Dm→G7→C7にします。C7の後に続くのは通常Fですから、勢いよく区分をまたいだり、あるいはサビのリフレインなどに活用できます。
リフレインの例ですが、サビのコードパターンは先読みしやすいですから、逆手にとってF→Dm→G7→CのはずのところをF→Dm→G7→C7にして、次のF→Dm→G7→Cで終止するわけです。ただ単に同じコードでリフレインするよりメリハリが付くわけです。でも、ずっと繰り返すとさすがにウザいかも??


サブドミナントへの他調ドミナントは、コード進行を滑らかにするのに特に有効です。コード数を増やすこともできますから、コードパターンの拡張にもつながります。主要3コードとは一味違うサウンドやスケールを得ることもできますし、進行先が限定されることはむしろトニッキーな進行を可能にします。
posted by うらマッハ at 21:42| Comment(0) | 音楽
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