2012年02月18日

コード進行での他調ドミナント 対代理トニック

土曜。雪のち晴れ。なにやら寒波が来たのか、寒いぞ。

かなり間が空きましたがコード進行の話。
前回はサブドミナントに対する他調ドミナントの話で、今回はトニックに対する他調ドミナントの話です。でも、基本トニックへは基本ドミナントがありますから、代理トニックに対する他調ドミナントの紹介です。

キーをCメジャーとします。トニックはCでその代理はAmとEmです。これに対する他調ドミナントは、AmだとE7、EmだとB7です。
トニック→トニック代理という進行だと、C→Am、C→Emになりますが、他調ドミナントを挟みこむとC→E7→AmやC→B7→Emという進行になります。
さらに他調ドミナントをいわゆるツーファイブ分割して、C→Bm7→E7→Am、C→F#m7→B7→Em、とコード4つにすることがよくあります。
コード進行は、C→Am→F→Gのように最初にトニックが来て次はその代理に進むケースが多いです。トニック→代理は、前半部分の定番パターンとも言えます。代理トニックに対して他調ドミナントを挟みこむと、その前半部分を拡張することが出来るわけですね。


E7とB7の使用目的は当然色々あります。
小節を埋めるためにコード数を増やすとか、声部進行を滑らかにしてカウンターラインを得るとか、他調と交流するので外交的な調性を演出できるとか、いろんな応用方法があると思います。

小節を埋めるためにコード数を増やすことは、言い換えるとコード密度を上げることとも言えます。上述のツーファイブ分割したE7やB7を挟みこむ例はコード密度を上げる効果があります。CからAmに行くのに二つも、しかも旋律に臨時調号が付くようなコードを挟むわけですから、良くも悪くも密度アップは確実です。大げさで回りくどい進行とも言えますが。
応用すれば、曲の中でコード密度の高いところと低いところを作ることができたりします。Aメロでは基本コードや代理コード中心の進行にして、Bメロから他調ドミナントが混ざりだすとか。

他調ドミナントですから、もちろん声部進行に半音進行ができたりします。だからカウンターラインが発生してちょっとオシャレ感のある進行を作ることもできそうです。
よくある進行だと、C→E7→Am→C7とか。配置は色々ですが、ソ→ソ#→ラ→シbの半音上がりのラインが得られます。ちなみにC7はFに対する他調ドミナントですね(詳しくは前回記事)。
まあなんにしても、C→Am→F→G的な定番から抜け出せない人には特効薬になる手法ですな。まあ原型に定番進行を使いますから、厳密には抜け出せてないですが。

E7やB7を使えば旋律に臨時調号が付きます。臨時調号が付く理由は色々(装飾でも付きます)ですが、理由の一つは他の調からの借用です。しょっちゅう他の調からの借用が行われると、曲の調性の雰囲気が外交的になります。臨時調号が付かない曲とは少し違った雰囲気を演出できるわけです。
もちろん借用ではなく転調に利用することもできます。最初の4小節にC→Bm7→E7→Amと来れば、ここだけ聞いた分にはキーCからキーAmに転調したとも解釈できます。特に途中にBm7→E7のようなキーAm由来のコードがあれば、そのままキーAmに引っ越しても違和感がないです。さらにAmはCの平行調で近親調です。ちなみにEmもちょっと遠いけどCの近親調なので、C→F#m7→B7→Emでも転調を匂わすことができます。
代理コードというのは基本コードとメジャーマイナーが逆です。だからメジャーキーだと明るいけど憂いを帯びた雰囲気とか、マイナーキーだけどどこかポジティヴな雰囲気とか、そういう演出に向いてます。いきなりC→AmやAm→Cになっても雰囲気はそんなに変わりませんが、他調ドミナントを挟んでC→E7→AmとかAm→G7→Cにすると雰囲気抜群です。


・・・この調子で行くと、次はドミナントに対する他調ドミナント、いわゆるダブルドミナントあるいはドッペルドミナントの話になるのかな?
コード進行の話なのでsus4の話も入れてみるか、ドミナント手前によく付加されますから。
とりあえず続く!!
posted by うらマッハ at 21:13| Comment(0) | 音楽
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: