2011年05月06日

ビート考with「水野式音楽理論解体新書」

本日もビデオ鑑賞メインの一日でした。やっぱり疲れて昼寝したり。MP消費がはげしいです。「もうやめて!うらマッハのMPはゼロよ」という状態??

とりあえず昼寝でMPが回復したので、音楽の話題です。
リズムで大事な「ビート」について考えていこうと思います。いろいろ本を参考にしながら。
長文になりそうなので、数回に分けて書きます。時々参考書を変えて視点も変えていく予定です。

で、今回の先生は「水野式音楽理論解体新書」さんです。プロのベーシストさんのポピュラー音楽に関する理論書です。これは結構オススメです。

先生曰く、ポピュラーとクラシックのリズムでの大きな違いは、ビートの概念の有無、とのことです。
言われてみれば、ポピュラーで大事なのはビートだ、という話は良く聞きますが、クラシックで大事だ、という話は聞かないですよね。
クラシックといっても色んなジャンルがあるので、ビートの概念が皆無ってわけではないと思います。本にも現代音楽だと見受けられる、と書いてますし、僕としては舞曲にはポピュラーのビートの概念に近い考え方があると思います。本にもダンスミュージックからビートという概念が発生した感がある、と書かれてますし。まあ、クラシックに舞曲が含まれるか否かの話かも。

ビートという概念自体はクラシックにもある、と僕は思います。単語自体は普通にありますしね、グルーヴという概念もクラシックにあります。大学の指揮法で「ここのフレーズのグルーヴは〜」的な話も聞きました。無論、クラシック畑の人でも「そんな概念はない!」って人もいそうなので、流派にもよりますが。
じゃあ何が違うのかというと、ビートの扱いだと考えます。クラシックだとビート(この場合、拍節でしょうか)は旋律や和声などと関連が強いです。ビートが独立していないわけです。他の要素と有機的につながってるというか、まあ分析しにくい要素でもあります。
一方、ポピュラーでのビートは旋律や和声の束縛を受けにくいです。ビートが独立した音楽というが、ポピュラーのクラシックとは異なる点だと思います。逆に言うと、ビートの扱い以外は共通点が多いともいえますね。
本に、クラシック曲にポピュラーのビートを付け加えるだけでアレンジが成立するだろう、とあるんですが僕も同意です。両者の違いはビートであり、その他多くは似ていることを裏付ける例だと思います。

・・・続く
posted by うらマッハ at 22:04| Comment(0) | 音楽

2011年05月05日

音楽の文章術

本日はレンタルしてたビデオをせっせと鑑賞してました。お陰でMPが尽きて2時間くらい昼寝をしたり。地味に疲れますねビデオ鑑賞。夕方にちょっとだけ野良仕事しました。

今日は音楽の話題書こうかなと思います。
で、ちょうど大学時代に買った「音楽の文章術」って本があったのでそれをネタにしてみます。音楽の話の書き方です。
この本、音楽を専攻する学生用の本です。レポートで音楽に関して書く機会が多いですからね、僕も学生のころはその手のレポートを何本か書いた気がします。
著者の意見(時々愚痴?)とか、具体的なノウハウやらが書かれてます。僕も著者の考え方に結構準じているので、そのことを紹介してみます。

まず、音楽について語るときは音楽に焦点を絞れ、とのことです。まあ、当たり前ではあるんですが、割と難しいことですよね。音楽について語ろうとなると専門用語も当然いるし。
あと、とっぴな比喩とか、感傷的で痛い表現とか、過度な写実描写とかは、ヤメとけと。これには僕も烈しく同意です。まあ、クラシックのロマン派時代の音楽は文学と関係があったりするので、文学的?な文章表現も有りだとは思います。それでも、音楽そのものを語ってることにはならないですよね。「木管楽器群のおしゃべり」とか「金管楽器群が本来の秩序を回復させる」みたいな表現は、気持ちは分かりますがナニ言ってんの?って内心思うものです。

音楽について語るには音楽を分析するべし、と続いてます。曲の様式やジャンルにあった分析が大事です。これも当たり前といえば当たり前ですよね。実行するのは大変ですが。
やっちゃイケナイのは時代錯誤な分析です。学生は学んだばかりの古典派・ロマン派時代用の分析方法で、中世・ルネサンス時代の音楽を分析しようとすることが多いとか。有りそうなことだし、気持ちは分かります。経験的にロクな分析結果が出ないのですが(恥ずかしいながら学生だったころやったことがある)。
学生は、和声法とか対位法をすべての音楽の基礎、であるかのような勘違いをよくするんですよね。誰もそんなこと言ってないし、教本に書いてあるわけでもないですが、なぜかそう考えるものです。苦労して学ぶんだからすべての基礎であって欲しい、という願望も影響してるのかもしれません。まあ基礎体力は養われますし、ジャンルによっては活用できることも多々あります。
分析する作品で使われている語法を理解する、・・・というより使われている語法でその曲を理解することが肝要です。その曲がどのジャンルに属するか、あるいはどんなジャンルの影響を受けているか色々考察するべし、とのことです。様式分析で面白いのはここら辺だと思いますし、語る内容にもふさわしいはずです。

様式分析で具体的にやることは、曲を聴きまくって(場合によっては楽譜を読むことも)、音楽上の事象を出来るだけ拾い出すことです。核になってる旋律とか、和声の流れとか、楽式とか、その他もろもろ、とにかくセンサーをフル稼働して音楽上の事象を拾いまくります。この作業、音楽的なセンスで精度に差がでるんですよね。
で、その成果を眺めて、なにがその曲の構造にとって重要なのかとか、なんらかの法則性でもないか
とか、使われてる手法の偏り具合とか、イロイロ考察したり仮説を立てて検証したりします。ここがエキサイトするところだと個人的には思います。
例えば、和声の構造が重要な曲も有るでしょうし、主題旋律の変奏(というより変容)が面白い曲もあります。何が重要なのか曲によって違うでしょうし、分析する人によっても違います。なんにせよ、音楽的に重要だったり面白い部分に焦点を当てて書かれた文章は、きっと読み応えがあるのではないかと思います。

作曲を学ぶ人にとっては、あの曲ってどう作れば良いんだ?、というのは日常的に考えることですが、様式分析をして書かれた音楽の文章はその問題にも役に立ちます。なんせ、曲の重要な仕組みについて書かれていたりする上、具体的な技法まで載ってるわけですから。はっきり言って様式分析を自分でやるのは大変です。それを他人がやってくれて、報告書にまとめてくれているようなものですね。
僕も今後、自分の曲や参考にした曲について書くときは、できるだけ中身を分析して考察したものを載せたいと思います。重要な技法とか、文化的な背景とか、面白くて役に立つことを書いていきたいです。自分の曲でも分析してみて気づくことが意外と沢山ありますしね。
posted by うらマッハ at 22:14| Comment(0) | 音楽